一年間限定でブログします。

翳り

松任谷由実さんの翳りゆく部屋が好きだった。
小学生のころから親の車で流れていた。



輝きは戻らないわたしが今死んでも



この言葉は年々重みを増して突き刺さってくる。

子供の頃は歌っている松任谷由実さんを想像し、大きな盛り上がりで、スポットライトが当たっている小さくてもきらびやかなバーのような舞台を想像していた。

色はオレンジのスポットライト。
香りは香水の香り。



高校の頃は卒業したら今が輝いていた時間になるのかなあと思っていた。

色はセピア色。
香りは、季節の香り(?)かなあ……そしてそのまま去年は中高生時代を思い出していた。


今年は自分がおばさんになったときのことを想像していた。

ここ一年位は若さ故の失敗や、若さでチヤホヤされたり、反対にレディとして扱われたりする経験もあった。

だからそんなことを思いだす年をとった自分を想像していた。

色は薄暗い紫。香りは、部屋の香りと花の香り。



女性の人生は花のようだから。枯れて行くの。

枯れても美しいものがあるけども若く満開の花の状態が最高に美しい。

そしてその美しさは散る方向に向かうだけという儚いものだ。




だから惹かれるのだ




結局行かなきゃだめじゃない。

我々は飢えている
愛情に、信頼に、感動に。
死んだ彼女と後悔する彼氏、そんなストーリーを何回もみただろう。凡人が、凡人な画力で書いたストーリーをよく目にする。しかしそんなとき、我々は、飢えを満たし、涙を流す(代わりにいいねとリツイートをする。)

人々は飢えている。
悲しみに、絶望に、他人の不幸に
2016年4月15日、ミサイルは降らなかった。でもこころのどこかでわたしたちは思っていた。「自分のすんでいない地域に落ちたらどうしよう(好奇心)」戦争なんて起きたら大変なことになる(から、他人がどうにかしてくれればいいのにと言う。
我々は他人で自分の心を満たし、欲求を満たしながらわたしたちは生きている。
我々はそんなことをしあって助け合っている。

元カレまがいの家の前を通る朝

絶賛朝帰りのわたしです。
昨晩は飲み会に行って、高校のときの友人氏の家に泊まったんだった。

その子の最寄りの駅は元カレ(諸説あり)の最寄り駅であり、なんだか去年の夏を思い出したり思い出さなかったりしてる。

次の日に予定が入っているにも関わらず、ごはんを
食べに行き、彼の家に泊まった朝、あの人は自分の服をわたしに着せて似合うじゃんと笑った。じゃあ、借りるねって言ったら「それもう着ないからあげる」って言った。

思えばそのときから奴はわたしとはいつでも離れられるようにしていたんだろうな
はじめはお互いぎゅっと運命を感じてたはずなのに、気づけばわたしだけだったんだな、と。年上の男って、最後までずるい。

くっきりした二重瞼が好きだった。負け惜しみだとは思うが、割と美形だった。寝てる彼の顔を撫でてあげるのが好きだった。年上で、なんでも計画たててデート行こうって言ってくれるのが好きだった。髪型が崩れるから雨が嫌いって言ってたのに、雨が降ったときわたしに上着をかけてくれたこともあったな。飲み会ばっかり行って、タバコが嫌いなのにタバコのにおいさせて帰ってくるそのタバコのにおいすら。家族思いで、一人で食べるごはんが大嫌いって言ってた寂しがりやなところも大好きだった。

でもあの人はお酒が入ってる時にしかかわいいって言ってくれなかった。しらふでキスをしてくれなかった。それが悲しくてわたしは連絡とらなくなったんだっけ。

なんで自分語りをしているのか、こんな朝に。
わたしは今から講義なのだ。日曜日にも関わらず。学業。
あの人の駅から5つ目がわたしの最寄り駅。

はじめましてを言う前に

はじめましてを言う前にさよならしたバンドマン


みなさんはじめまして。先日二十歳になったんです。それを期にブログはじめました。
元々アメブロとか、アメーバピグとかが中学時代に流行った世代なので、ブログをはじめたと言う感覚ではないのですが。

なぜこの機会に、と言うとわたしは痴呆の気があるというか、すぐに物事を忘れてしまいます。
昨日の夜ご飯、覚えてない。昨日の授業の科目、覚えてない。
病気レベルではありませんが、少々ぼんやりとしているのです。

だからそんな自分を覚えていたくて、
二十歳のわたしがいたという証を何かに残したくて、こうして遺しているのです。

ブログタイトルの「遺」は、遺すの遺、遺書の遺です。
死ぬ気はとうていありませんが、未来のわたしや、他人が読んだとき、わたしの遺した書になりますように。そんな思いが込められています。
消えていく感性を遺していきます。


ブログはきっと一年で閉鎖します。二十歳じゃなくなったらわたしはわたしと変わってしまうから。

それでは一年間わたしの思考の成長を見届けてください。


↓読者登録のやり方できてるのかな